クレジットカードでお金現金化 10代 若者 学生

大学生活は高校生の時に比べていろいろなことが自由になる反面、一方では生活費に交際費、オシャレのためのお金や趣味のためのお金など、楽しめることが増えるほどに出費もかさんでいくものです。
金欠の中で急な旅行の誘いを受けた、つい使いすぎてスマホ代が払えないかもしれない、こんな時にまとまったお金をすぐに用意できる方法として重宝されているのが、クレジットカード現金化。10代の未成年の場合には成人とは異なる注意点もありますので、その点も踏まえた上でやりかたをチェックしていきましょう。

クレジットカード現金化専門業者はほぼ利用できない

クレジットカード現金化とはショッピング枠、普段の買いもの時に支払いに用いている枠を使い、購入した商品を買い取ってもらうことで現金に換えたり、キャッシュバックサービスを受ける形で現金を受け取る手段です。借り入れとは異なるため審査不要、就業状況や収入状況に関係なく利用ができることから重宝されています。
この手続きを専門的に行うクレジットカード現金化業者もあり、基本的には本人名義のカードさえ所持していれば利用可能。ただし、未成年に関してはほとんどのところで申し込み不可となっています。
クレジットカード自体は高校生を除く18歳以上であれば作れますが、学生が多い10代はまだ支払い能力に疑問を持たれやすい立場です。万が一、クレジットカード現金化手続き後にカード会社への支払いに延滞や未納が生じた場合に、カード会社から本人と責任を負う保護者に連絡が行き、さらにその原因となった現金化業者利用を知られればいざこざに巻き込まれかねません。
こうした事態を避けるために未成年不可としているところが多く、専門業者の利用はほぼ諦めざるを得ないのです。

クレジットカード現金化は買取方式を使って自分でできる

クレジットカード現金化の専門業者を利用するメリットは、手続きが簡略化されていてスピーディーな点で、ネット環境と電話さえあれば、すべての作業が家にいながら完結する利便性です。しかし、専門業者を利用できない未成年であっても、クレジットカードさえ持っていれば現金化そのものは不可能ではありません。
その方法が商品の転売です。不用品をリサイクルショップに売って現金に換えるのと同様に、高く売れそうな商品を見繕ってクレジットカードのショッピング枠を利用して購入、その後買い取ってもらうだけと仕組みとしては簡単なものになります。
この方法でよく売買されているのが、未成年でも購入が不自然ではないブランド品や最新ゲーム機器などです。買取価格が値崩れしにくい商品として電子タイプのギフト券なども挙げられますが、こちらも取り引き可能なネット業者のほとんどで未成年は利用できませんから注意しましょう。

買い取りに出す際にも保護者の同意が必要

クレジットカードを使って購入したものを売るだけと、手間はかかってしまうものの現金化の方法としては簡単です。ただ、この商品を買い取ってもらうという行為にも未成年ならではの注意点があります。
それが、古物買取の際には必ず身分証明書の提示が必要になることと、保護者の同意が必要になる場合が多いことです。
未成年から商品を買い取ってはいけないという法律はありませんが、民法上では未成年が商品を売る際、親権者の同意を得ていなければ売買の取り消しができるという決まりがあります。買い取った後に取り引きをなかったことにされる可能性があるのは手間なので、身分証提示と一緒に保護者の許可を得ているのか確認をする業者が多いのです。
ただ、お店によっては大学生であれば身分証のみでも取り引き可としているところもあります。不都合があれば、そういったところを探すようにしてください。

大学生になったばかりの10代のクレジットカード現金化は、成人と比較して未成年ならではの制約があります。しかし、不可能というわけではなく、未成年との取り引きをしていない業者を避けて自分で商品を見繕い、ショップに売るという方法で現金を得ることは可能です。
困った時の助けになる手段ですから、緊急事態の現金調達方法として覚えておいて損はありません。